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あなたには志がありますか? 自分の政策を決めよう!

8 あなたには志がありますか? 自分の政策を決めよう!

突然ですが、あなたには志はありますか? きっと選挙への出馬を考えているあなたであれば、何かしら思うところはあるはずです。では政策はお持ちですか?

志、政策。それぞれ選挙へ出馬するために無くてはならないものです。しかし高い志は秘めていたとしても、政策まではまだ考えていない、よく分からない方も多いはず。今回はそんな志と政策のお話です。

1●志≠政策

志と政策。これはもちろんイコールではありません。志は達成すべき目標であり理念です。地元の街をより良くしたい、日本を変えたい、世のため人のためになりたいと言ったものから、立身出世、偉くなりたいなんてものまであるかも知れません。

政策はその志を成し遂げるための方法です。地元の街を良くしたいという志は立派なものですが、選挙で問われるのは「どのようにして」街を良くするかです。

大企業の工場を誘致して街を活性化するとか、街のバリアフリーを推進して高齢者や障がい者に優しい街作りを進めるなど、街を良くする方法は色々ありますよね。市街地の渋滞緩和だって、街を良くする方法と言えます。

このように同じ志を持っていたとしても、その政策は千差万別。時には政策で対立することだってあるでしょう。同じ方向性の政策を掲げていれば、政党に入るという選択肢だって出て来るはずです。

2●政策は考えることができる、志は後付けできない

政策を決めるということは、あなたの政治人生の方向性を決める大切なことです。時には新しい状況に対応するために、政策を変えていく必要性だってあるでしょう。でもあまり政策をコロコロと変えている政治家は信用されませんよね。

政策はあなた自身で考えることができるものです。また他の人の掲げる政策に賛同して、協力して進めていくことだってあるでしょう。周囲のアドバイスなどを受けて政策をブラッシュアップすることだってあるはずです。

これに対して志というものは、あなただけのものです。他人から借りて来た志なんてものは、本当の志ではありません。志を夢と言い換えてみてもいいでしょう。他人から借りて来た夢なんて、あなたは見ることが出来ますか?

志はあなたの政治の原動力です。その志をしっかり持った上で、それを実現するための政策を考えましょう。志はありますと即答できても、具体的な政策までは考えていないという方だっているでしょう。そんな方に向けて、政策の決め方をいくつか挙げてみます。

3●問題意識をプラスに転じる

これまでの人生や仕事で感じた問題意識をプラスと捉え、あなたの政策に反映して行くのが、政策立案の近道のひとつです。例えば以下のようなこと、ありませんか?

3-1▼介護施設の運営をして来た中で思うこと

介護施設の運営をしてきた方は、福祉問題や高齢者問題に関心が高いのではないでしょうか。実際の現場で感じた問題は、施設運営や経営の工夫では解消することが難しいこともあるはずです。

特に介護士の賃金問題などは良く話題に挙げられます。一般に経営的な問題であるとか、そもそも現在の介護保険制度に問題がある、などと言われていますが、現場を熟知したあなたであれば、もっと違う目線で考えることもできるのではないでしょうか?

3-2▼子宝に恵まれて子だくさんだけれど…

少子化が叫ばれて久しい現代ですが、一方で三人、四人と子だくさんのご家族は案外多く見受けられます。そんな子宝に恵まれたご家庭には、きっと困っていることがあるのではないでしょうか。

子育て支援の在り方や少子化対策について、ココが足りない、もっとこうしてくれれば…なんて要望が必ずあるはずです。国や県、市区町村を動かして変えて行けるのは、当事者であるあなたの問題意識かも知れませんよ。

3-3▼塾で講師をしているが、ここが教育の問題だ!

例えば進学塾の講師をしているあなた。学校での教育だけではこれからの日本を担う若者の教育は十分ではないと感じてはいませんか? そもそも日本の教育に対する公財政支出は、諸外国に比べて低いと言った問題もあります。

実際に教育の現場にあって、また学校などの制度の外から俯瞰した立場で教育を考えることのできる、あなたでなければ提言できない政策があるはずです。

4●他の人にない経験を政策に活かす

問題意識までは行かずとも、人生はひとそれぞれ違うもの。あなただけの経験が政策につながることだってあります。現職の政治家のプロフィールなどを見ると、このような方は結構いらっしゃると思います。

4-1▼震災で被災した経験がある

阪神淡路大震災や東日本大震災など、震災で辛い思いをした方も多いと思います。他にも豪雨災害や台風など、日本は毎年のように天災に見舞われています。その時の経験がもとで政治の道を志した方もいらっしゃるのではないですか?

辛い思いをそのまま眠らせてしまってはいけません。地方行政や国政の場で、あなたの思いを武器に変えることだってできるのです。あなたの知見を、未だ傷の癒えない地方の復興支援や、今後の大地震に備える地方の防災対策などに活かせるはずです。

4-2▼裁判員になった経験がある

2009年(平成21年)から始まった裁判員制度。この裁判員になった経験がある、と言う方もいるかも知れません。裁判の内容は口外できないとは思いますが、さぞかし大変だったのではないでしょうか。非常にストレスを感じた、と言われる方もいますよね。

裁判員を経験した方であれば、現在の日本の法制度について問題意識があるかも知れません。日本は法治国家ですので、法に従い法によって裁かれるのがあるべき姿です。しかし法も万能ではありません。あなたの問題意識を、立法の場で活かせる可能性だってあるのです。

4-3▼箱根駅伝に出場した、甲子園に出場した

他にもスポーツなどで普通の人ではなかなかできない経験をした方だっていると思います。例えば箱根駅伝に出場してタスキを繋いだとか、甲子園に出場して涙を飲んだなどなど。そんな方はスポーツの素晴らしさを肌で感じたのではないでしょうか。

スポーツ推進だって立派な政策です。2020年の東京オリンピックに向けて、スポーツ推進の気運も高まっています。スポーツは若者だけのものではありません。最近ではマスターズなどで中高年の競技も盛んです。

あなたの考えた政策で、将来のオリンピック選手が生まれるかも知れませんよ。

5●政策はわかりやすければ良いのか

政策は有権者にきちんと伝わらなければ意味はありません。ですがわかりやすさだけで政策を選ぶのは、あまり賢明だとは言えないかも知れません。人の耳に心地よい、単純化してわかりやすいだけの政策は大衆迎合、ポピュリズムとなってしまう可能性があります。

もちろん難解な政策が良いわけではありません。大切なのは、あなたの言葉であなたのやりたい政策を表現することです。選挙のためだけに言葉を端折ったり、誤解を生む表現をしていたとしたら、あなたが実現したい世の中とは離れてしまうと思いませんか?

政策のために志を曲げるなんてことは本末転倒です。言葉を尽くし、心を尽くして政策を訴えて有権者に問うことが、一票につながるはずです。それが引いては政治への信頼回復にも繋がって行くのではないでしょうか。

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志と政策のお話、いかがでしたか。ここで「あなたはこの政策を掲げるべきだ」なんて安易なことは言えません。大事なのは、あなたの生きてきた道や経験した出来事から、今後の日本に、地方に求められるものを見つけることです。

今回は例としていくつか挙げてみましたが、政策は人生と同じく千差万別です。もしも思い悩むことがあれば、選挙プランナーなどの専門家に相談してみるのも良いでしょう。あなたにピッタリのアドバイスをしてくれるはずです。

せっかく抱いた志を大切に、よりよい政策を見つけられることを願っています。

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